桜日和① 上野の桜守が桜の草木染め

東京地方の桜の開花予想は3月22日頃とか・・。

そんなことで、今年も開花にあわせ、☛恒例の桜の草木染教室が開催されたので、参加してその様子を取材してきました。

上野桜守の会では、夏は不忍池のハスの葉で、春は上野の桜の枝で草木染を実施しております。

この染色教室で染めたスカーフなどは、桜花期の花見のシーズンに公園で販売し、上野の桜の保護活動資金に充当するものです。

染色教室
画像

地元の施設をお借りして、1日目は染色液づくり。2日目はスカーフ等の染色作業です。

染色液づくり
画像
              △切断した桜の枝
上野公園の桜の保護管理作業で発生した剪定枝などを、寸胴鍋に入る大きさに細かく切断していきます。結構手間な作業ですよ。 

画像

寸胴に細かく切った枝を入れて、煮出していきます。 

画像

1番煎じ、2番煎じまでは捨ててしまいます。3番煎じから煮出し液を溜め込みます。太い枝の方が染液の出が良く、8番煎じぐらいまで煮出しました。

画像
              △桜の染色液
少しずつ煮出して、結構な量がたまりました。明日まで寝かせて本番に備えます。


2日目はいよいよ本番の染色作業です。

前処理作業
画像
           △目印
自分が染めた作品が分るように切れ端でタグをつけます。

①糊ぬき作業
画像
              
絹の布地を熱いお湯に暫く漬けて糊を抜いていきます。やけどしないよう要注意ですよ。

②媒染処理作業
糊抜きを終えたら次は媒染液に浸けていきます。

画像
               △媒染剤
まずは媒染剤の準備。染める布はシルクなので、酢酸アルミを使います。量は布の重量の5%程度。

画像
              △媒染処理作業
媒染剤の酢酸アルミを溶かした溶液に糊抜きを終えた布を漬けて、染色効果を高めていきます。この2行程でも1時間ほどを要しますよ。


染色作用
いよいよ染色の工程に突入ですよ。

画像

染色液を寸胴鍋にとりわけ、前処理を終えた布を煮ながら染めていきます。

画像

ひと鍋でスカーフで4~5枚位か。20分ほど煮込んで染色していきます。

画像

ミーハーカメラマンのスカーフも綺麗に染まってきました。 


最終工程
画像
         △冷却作業
シンクに水を溜めて、染色を終えた寸胴を鍋のまま沈めて冷やしていきます。冷えるのに結構時間を要するので、最近は氷を大量につくり冷やしています。

画像

寸胴が冷えたら布を取り出し、軽く水洗いして取り出します。ここでは絶対に絞らないことです。

画像
               △アイロンかけ
タオルなどに包み軽く水を切り、仕上げにアイロンをかけて完成です。
上品な淡いピンクに染め上がりましたね。 


みんなde記念写真
画像

最後にお決まりの皆さんで集合写真です。2日間よく頑張りました。


サクラの草木染の製品(スカーフやハンカチーフ)は、花見のシーズンに上野公園の桜守のブースで販売されますよ。今年の開花予想は3月22日頃とのことで、その翌週の週末ぐらいに桜案内のテントが上野公園に設営されると思われます。
上野公園に花見にお越しの際は、桜守の会のテントにお立ち寄り願います。




他の植物の草木染め≫【参考
画像

講師の先生が、他の植物で染めた布を持参してくれました。上が生藍(生のアイの葉)で、下がツバキの花で染めたものです。

この記事へのコメント

konkon
2019年03月04日 13:58
静河さん、桜の草木染乙です。
手間のかかる工程です。そこがいいのかもしれませんが。
桜の守のテント、遠くから見て来ます。
静河
2019年03月04日 17:20
3月の最終の週にテントを出すかなと思われます。
草木染のスカーフ等、売り切れ御免になると嬉しいのですが・・?

この記事へのトラックバック