虚像or実像? 「悪人か、ヒーローか」展

ブログ商店街の寄合いで ☛ (遊)紺野商店から東洋文庫ミュージアムの招待券をいただきました。

せっかくの機会なので、この猛暑の中、出かけてきましたよ。  

「悪人か、ヒーローか」と題する企画展が開催されており、『多様な立場、視点によって「悪人」あるいは「ヒーロー」とされた古今東西さまざまな人物に関する記録を集め、彼らの虚像と実像に迫る』ものだそうです。

何でも6月頃には、都内のジャンルの異なる6施設で「悪」をテーマに企画展が一斉に開催されていたようですね。

悪人かヒーローか
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               △チラシ
だれが悪人といったのか。だれが英雄といったのか。
『歴史資料や創作物を見ていくと、当時の社会規範や支配体制の枠組みにおいて「悪」とされた人々が、一転してヒーローやヒロインとして魅力的に描かれている例が多々あります。一方、歴史上で大きなことを成し遂げた人物が、後世への教訓のために悪い例として語り継がれていることも少なくありません。・・・』(※チラシ)


東洋文庫ミュージアム
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東洋文庫ミュージアムは初めての訪問です。2011年にオープンした新しいミュージアムで、チョイ隠れ家的なマニアックなミュージアムですね。


悪人or英雄
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そんなことで、中国や日本の「悪人」または「ヒーロー」とされた人物の記録が展示されていましたよ。

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中国編では秦の始皇帝や三国志の曹操、則天武后等々が展示されていましたが漢文の資料はチョイ読解不能。そんなことで日本編の分かり易い事例ですよ。

①腕の喜三郎
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当時の人気役者を水滸伝の登場人物と江戸時代の侠客に見立てた浮世絵とのこと。作は歌川国貞。
役者は初代河原崎権十郎で、見立てたのは腕っぷしの強い武松と、「腕の喜三郎」の名で知られた江戸の侠客。
ヤクザなのですが、情に厚く義理堅いイメージの侠客は人気があったようですね。

②春日局
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展示資料は1891年に歌舞伎座で初演された活歴劇「春日局」の広告。
ここに登場する春日局は優秀で謙虚さをそなえた良妻賢母として描かれているとのこと。明治政府の教育政策ですかね。

③石川五右衛門
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資料は五右衛門を主人公とした絵入りの小説。
実在の人物でありながらその生涯や悪行の詳細は謎。伝説や創作物で現在の逸話が語られてきたとか。浄瑠璃や歌舞伎で「天下の大泥棒」のイメージが定着したようです。


このほか、足利尊氏、藤原道長、織田信長、平清盛、八百屋お七など、歴史的人物の資料が展示されていました。悪人ともヒーローとも呼ばれる人物ですよ。

このような歴史的人物は、権力や政治抗争の勝者などによりそのイメージが作られていくようですね。また同じ人物でも時代や立場によって異なる扱いを受けたようです。

やっぱし時の権力におもねるのが、御正道を捻じ曲げる悪人なのですかね・・。




悪を演る≫【参考
国立演芸場でも、落語と講談に関して「悪を演る」とのテーマで展示していたようでが、こちらは気がつくのが遅く時間切れでした。

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               △チラシ
先般、上野の寄席で、極悪非道の悪人「川村長庵」の講談を聴いてきましたよ。


ミュージアム内装≫【追記
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               △二階への階段
東洋文庫ミュージアムは、2011年10月にオープンており、建築賞を受賞するなど、内部はもちろんのこと外装もその美しさに定評があります。
しかも内部撮影OKという太っ腹な博物館なので、今回は各所を撮影させていただきました。  そんなことで施設紹介はまた別の機会に。 


この記事へのコメント

konkon
2018年09月04日 13:49
静河さん、東洋文庫ミユージアム乙です。
隠れ家的なミユージアムいいですね。
悪人かヒーローかは、大変です。
くさやは悪食か美味かの違いより難しいです。
静河
2018年09月04日 22:26
他人からいただいた招待券で行くと、思わぬ発見があります。
おそらく、自分だけではこのミュージアムを訪ねることはなかったような気がしますよ!!
今後ともヨロシクです。

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