都美でコートールド美術館展を観覧

先般は ☛高校の同級生が一線展に出品したので、東京都美術館を訪ねたところですが、今回はコートールド美術館展でまた都美を訪ねた次第です。

何でも20世紀初、英国の実業家のサミュエル・コートールド(1876〜1947)が収集したコレクションを紹介する企画展とのこと。

コートールド氏の存在は今回初めて知ったところですが、企画展のチラシの絵は、ひょんなことから、昔から知っており、その印象が強かったので観覧に訪れてみた次第です。

マネのフォリー=ベルジェールのバー
▼①→結合■ パノラマ1.JPG
         △チラシの見開きヨリ
何でもマネの事実上の絶筆で最晩年の傑作とのこと。作成時は梅毒が進行し足を切断することになっていたとか・・。

▼②→森くら625.JPG
         △近未来写真術ヨリ
写真家の森村泰昌の「美術史の娘・劇場B」(1989)。30年前の作品ですが、この頃は写真家自身が絵画の人物に扮装したセルフポートレート写真を発表していました。
この写真の記憶が強烈だったので、コートールド美術館展を覗いてみた次第です。


あちこちでバーメイド
▼③→旗65.JPG
         △京成上野駅前
▼④→IMG_7701.JPG
         △東京都美術館
上野のあちこちに「フォリー=ベルジェールのバー」をベースにしたポスターが掲げられていました。


主な作品
▼⑤→コートールド美術館展①.JPG
         △チケット売場
レーヨン産業で莫大な富を築き上げた実業家であるコートールドが収集したコレクションの展示だそうです。内部写真は御法度なのでチラシのコピーでコートールド美術館展の気分を・・・。

▼⑥→作品01.JPG
 セザンヌ「カード遊びをする人々」(1892-96) (上) セザンヌ「大きな松のあるサント=ヴィクトワール山」(1887)
「カード遊びをする人々」の絵は、同様の構図の絵がオルセー他の美術館にもあるのですね。

▼⑦→作品02.JPG
 ルノワール「桟敷席」(1874)、ドガ「舞台の上の二人の踊り子」(1874)、ゴッホ「花の咲く桃の木々」(1889)、マネ「草上の昼食」(1863)、モネ「アンティープ」(1889)

「桟敷席」は、この頃のパリのオペラ座は上流階級の社交の場ですが、堕落の極みだったそうです。ルノワールはそんな関係性の明確でない男女を描写。後ろのおじさん(紳士)はあらぬ方向を覗いていますよ・・。

▼⑧→作品03.JPG
 ゴーガン「テ・レリオア」(1897)、モディリアーニ「裸婦」(1916)、ロートレック「ジャヌ・アヴリル、ムーランルージュの入り口にて」(1897)

「卓越した審美眼を持つコレクター」とのことですが、絵画は美というより、産業化が急速に進んだ19世紀のパリの世相が現れていて面白ですね。特にパリの劇場やミュージック・ホール、カフェなどで近代生活を楽しむ労働者階級から上流階級までの人々に興味が尽きませんよ。
「19世紀末、歓楽の場で生きる女性たち」だそうですよ。

コートールド気分
これらの絵画は邸宅に飾って眺めていたようで、壁紙写真でその様子がわかるよう展示してありました。

▼⑨→コートールド美術館展②.JPG
出口にはその一部で、コートールド邸での美術鑑賞の気分が味わえる記念写真コーナーが設置されていました。 ここは椅子に座って撮影OK。



コートールド美術館≫【参考
「フランス近代絵画の魅力を母国(イギリス)に伝えたいと、1920年代を中心に、精力的な収集を行い、1932年、ロンドン大学に美術研究所が創設されることが決まると、コレクションを寄贈。研究所はコートールド美術研究所と名付けられ、その展示施設としてコートールド美術館館が誕生した」    チラシより

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この記事へのコメント

konkon
2019年12月10日 13:29
静河さん、上野の山乙です。
東京都美術館もご無沙汰です。
江戸東京博物館で。大浮世絵展2019は、もうやっているのかな。
利殖に浮世絵でも買おうかなと思う今日この頃です。
棟方志功のほんま物の大きい作品が欲しいです。
静河
2019年12月13日 23:27
芸術で利殖をやるなら中国絵画などですかね。それでも生きている間に画家が有名になってくれるかですよ。
棟方志功の作品はオススメです。ほんま物はお高いので、投資はやめてレプリカで芸術鑑賞ですよ。