キネマの蒲田で映画の香りと昭和レトロ

先般、野暮用で蒲田に行く機会があったので、その帰りに駅周辺をひとめぐりして、ブラ撮りをしてきました。 

蒲田は昨年も一度訪ねており、その際は☛蒲田名物の「羽根付き餃子」を食べてきたところです。 

今回は、蒲田はキネマの天地とのことのようなので、映画の香りと昭和の気分を捜し求めてみた次第です。 

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駅前のモヤイ像
駅を出て東口の広場には何故かモヤイ像が鎮座していました。

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        △裏表一体のモヤイ像
 案内板によれば、蒲田東口商店街の再開発、再整備には、地主、地権者、住民の協力、すなわち「モヤイ合う力」が不可欠とのことでモヤイ像を設置したとのこと。(昭和59年)


松竹キネマ蒲田撮影所
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 かつての松竹キネマ蒲田撮影所 【1920(T9)~1936(S11) 】 があった跡地は、現在は、大田区による蒲田駅周辺の再開発事業で「アロマスクエア街区(1998年竣工)」が設けられ、「ニッセイ・アロマスクエア」と大田区民ホールの「アプリコ」になっていました。

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        △撮影所のジオラマ
アプリコの地下1階には撮影所の模型が展示されているので見聞してきました。

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 日本映画の黎明期をリードする撮影所だったようです。

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 JR蒲田駅の発車のメロディーは「蒲田行進曲」。何と松竹キネマ蒲田撮影所の所歌だそうです。  おじさん世代は、若い頃の松坂慶子を思い出しますよね。

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 大正9年から撮影所が大船に移転する昭和11年までの16年間で約1200本の映画が作成されたとのこと。 まさにキネマの天地ですよね。  


そんなことで、映画をテーマに蒲田の街を一巡りです。
蒲田最後の映画館

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 商店街の一角に昭和の映画館があるとの情報を得て訪ねてみました。

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 東京蒲田文化会館の4階にある映画館で、「テアトル蒲田」と「蒲田宝塚」がありました。
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 ところが夏休みが終わると両映画館が相次ぎ閉館ですよ。 テアトル蒲田は、何と何と5日前に閉館したばかりでした。
残念ながら最後の姿を写真に収めることはできませんでした。 キネマの天地の蒲田から、とうとう映画館が消え去ってしまったようです。

昨今では、☛東京ミッドタウン日比谷のシネマコンプレックスや☛キュープラザ池袋など、巨大な映画館群がオープンしています。場末の映画館では到底 太刀打ちできないようですね・・。


蒲田次世代監督映画祭
撮影所が蒲田から大船へ移転したのは昭和11年です。 この16年間のDNAが時代を超えて色濃く残っているようで、若手映画監督による映画祭が開催されていました。

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 駅ビルの東急プラザ蒲田では次世代映画監督を応援するイベントとして、次世代監督映画祭を開催していました。8月、9月の土日祝日は屋上の“かまたえん”でショートフィルムの上映が行われたようですね。

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 投票シールの多い映画は川尻監督の「ある日本の絵描き少年」(上映時間20分)でした。

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 感性の富んだ監督が生まれることを期待したいですね。


デパートの屋上遊園地
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 デパートの屋上から遊園地が消えていきますが、それでも東急プラザ蒲田屋上の“かまたえん”には、小さいながらまだ遊園地が残っていました。

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 小さな観覧車が健在でしたよ。

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 ビヤガーデンも併設され、東急なので厨房はミニ車両ですよ。

※9月1日に丸広百貨店川越本店屋上の遊園地が閉園しました。まさに昭和のデパートの屋上文化が消え去った瞬間です。
また上野公園でも一昨年、☛動物園前の遊園地が撤去されました。 昭和がどんどん消えていきます・・。


チンドン屋
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 帰りがけに、思いがけなくチンドン屋さんに遭遇です。まさに気分は昭和にタイムスリップですよ。子供の頃はチンドン屋の後をついて回ったものですが、そんな光景も見かることはありません。
チョイ一枚撮らせていただきましたので、御礼に「大衆酒場BEETLEが新店OPEN」とのことです。


昭和レトロの気分
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 蒲田駅前は再開発で何処にでもあるような駅ビルに変貌していました。しかし、そこに連なるアーケードの商店街は綺麗に整備されているものの、何故か昭和の気分感じられる処です。

蒲田は「ネオ昭和ワンダーランド」とのことですが、じっくりと捜せば復活した新しい昭和が見つかるかもしれませんね・・。