藍の生葉で草木染め

上野桜守の会で、夏恒例の不忍池のハスの葉で草木染めを行うというので、参加してその様子を取材してきました。

今回はハスの葉に加え、講師の先生の御好意により、藍の生葉でも染色を行うので期待して出かけた次第です。☛ ハスの葉は毎年行っており、藍の生葉での染色は今回が初めてです。

そんなことで今回は ①ハスの葉で染めるもの、②藍の生葉で染めるもの、③ハスの葉で一度染めたものを再度、藍の生葉で染めるものの三通りを実施しました。

桜守の会・染色教室

▼①→旗 .JPG
        △染色教室の会場

染色① ハスの葉で染色
午前中の作業はハスの葉の染色で、これは例年どおりです。

▼②→ハス葉水洗.JPG
       △空洞パイプのハスの茎
朝採りのハスの葉を軽く洗い、ちぎって細かくしていきます。

▼③→煮出し 1.JPG

寸胴鍋でハスの葉を煮出し染色液を抽出します。

▼④→糊+媒染0.JPG
       △糊抜き&媒染
まず布地をぬるま湯に漬けて糊を抜いていきます。次いで酢酸アルミを溶かした媒染液を作りこれに浸していきます。これで1時間弱ですよ。

▼⑤→IMG_8293.JPG
       △染色
染色液を入れた寸胴に布地を入れて煮沸しながら染色します。染色を終えたら寸胴毎冷し染色作用が落ち着くのをまちます。
これも1時間弱でトータル2時間弱。結構な作業ですよね。

▼⑥→IMG_8344.JPG

今回は淡いオレンジ色に染まりました。桜の枝で染めたような色合いですね。
いつもはもうチョイ濃い黄色に染まるのですが・・。草木染めは難しいですね。


ティータイム

▼⑦→お菓子 8.JPG

3時のお八つには先生やいつもの太っ腹の課長さんの差し入れがありました。
火を使いますので脱水で室内脱水症にならぬよう塩飴も抜かりなくです。


染色② 藍の生葉で染色
藍の生葉での草木染めは今回が初めての試みで皆さん興味津々でした。

▼⑦→生藍葉I.JPG
       △藍の生葉
先生や会員の方々のおかげで立派に生育した藍が届きました。生育地により生長の度合いが随分違いますね。 

▼⑧→IMG_8315.JPG

まずは軽く水洗いし、葉をちぎっていきます。 爪などに多少色がつきますので手袋をしての作業です。

▼⑨→藍 ミキサー 18.JPG

葉と水をミキサに入れ粉砕します。40~50秒ですかね。 

▼⑪→IMG_8321.JPG
       △染色液の抽出
細かな布で染色液を濾していきます。 綺麗な青汁といったところですかね。

▼⑫→IMG_8327.JPG
       △染色作業
原液を水で倍に希釈し、いよいよ染色です。 糊抜きしたシルクの白いスカーフをいきなり染色液に投入です。手品のようで見る間に染まっていきます。  
状態を見ながら10~20分ほど手の平で軽く押しながらの染色です。

▼⑬→藍 完了 1.JPG

綺麗な水色に染まりました。ブルーアイですよ。

▼⑮→IMG_8350.JPG

この方式は何でも動物性のシルクの布地だけが染まるとのことです。
ただし、ミキサで粉砕してから、染色効力があるのは1時間ぐらいとか。何でも酵素?が分解して染める力がなくなるとかです。


染色③ ハスの葉から藍の生葉へ

▼⑭→IMG_8336.JPG

▼⑮→IMG_8339.JPG
       △二度染め
午前中にハスの染色液で黄色の染めたスカーフを、同じ方法で藍の生葉の染色液で再度染めると、何と緑色に発色します。 グリーンアイですかね。

そんなことで今回は3種類の草木染を行った次第です。
来年の桜花期に頒布が予定されているようですが、どの種類が人気がありますかね。 やっぱし桜で染めたものが一番かな・・・。