クリムト展で官能と甘美な女性像

クリムト展のチケットがお安く手に入ったので、東京都美術館に見聞に行ってきました。

今回の主人公のグスタフ・クリムト(1862-1918)は19世紀末のウイーンを代表する画家とか。

何でも没後100年を記念する展覧会で、日本では過去最多となる25点以上の油彩画を紹介するそうです。

映像が無いので、購入したポストカードや会場のチラシのコピーから展示会の気分をだしてみました。

 ※解説は朝日新聞のクリムト展の記念号外を参照

クリムト展
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上野公園内にあるクリムト展の案内板です。

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               △クリムト展のチラシ
7月10日までやっているようですね。 今回は行列も無くスムーズに入場でき、お客さんもほどほどでした。

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               ※入場券チケットより
「ヌーダ・ベリタス(裸の真実)」(部分) (1899年、 37歳)
新たな理想の芸術を生み出すため1897年(35歳)仲間と「ウイーン分離派」を結成、保守的な画壇を離れたとか。その決意を表した作品。 革新的意欲に高い、血気盛んな頃ですよ。
作品はこれの3.5倍程度に縦長で、何と絵にメッセージが書き込まれていました。


クリムトおじさん
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               △ポストカード
肖像写真(1911年 49歳)です。
何が驚いたといって、この猫を抱いた本人のいでたちです。  普段はこんな格好で作業をしていたのですかね・・。官能とエロスのクリムトのイメージからは想像ができませんでした・・。
これで始終女性モデルをはべらしていたとか。結婚はしていないのですがモデルと逢瀬を重ねていたようで、子供も10人以上いたとか。

官能と甘美の世界
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                △ポストカード
「ヘシーネ・クリムトの肖像」(1898年 36歳)
弟の忘れ形見である6歳のメイを描いた作品とのこと。2歳年下の弟で、共に劇場装飾などの仕事を請け負っていた。甘美な女性像のイメージのクリムト展ですが、会場に入るとまずこの絵が表れ、なにやらホッとした気分になります。

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               ※チラシより
「ユディトⅠ」(1901年 39歳)
今回の展示の代表作品のようで、看板やチラシなど、随所にこの絵が出てきます。
旧約聖書外典に登場する女性を描いたとか。敵将を惑わして首を切り落としたとかで、左手に生首が描かれていますよ。 
本物の金箔を貼り込んだ作品で「黄金時代」の幕開けの作品とか。

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                ※チラシより
「ベートーヴェン・フリーズ」(1901~02 39歳)
ベートーベンに傾倒していたようで、交響曲9番をテーマにした全長34mの原寸大の複製が展示してありました。
ウイーン分離派会館にある実物展示の再現とか。部屋全面が巨大壁画で満たされていました。

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               △ポストカード
「女の三代」 (1905年 43歳)
生命の円環というテーマを一つの画面であらわしているとか・・。眠る幼児と若い女性の生命力と背後の老女の枯れた身体が死の影をまとうとのことです。

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               ※チラシより
「オイゲニア・プリマフェージ肖像」 (1913年 or 14、 51歳)
モデルは裕福な銀行家の妻とのこと。 「私は自分に関心がない。他の人間、とりわけ女性に関心がある」と語ったとか。 そんなことで肖像画でも女性を描くことを得意としたようです。 

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              ※チラシ
「丘の見える庭の風景」(1916年 54歳) 
女性像のクリムトだが、多くの風景画も残しています。 モデルを使った女性像の制作に気疲れすることもあり、休暇中は癒しを求め風景画しか描かなかったとか・・。

2018年脳卒中で倒れ、入院中に肺炎で死去。 享年55・・。

そんなことで、稲垣五郎の音声ガイドで、19世紀末のウイーンの巨匠・グスタフ・クリムトの画業を紹介する展示会を見聞してきた次第です。
展示作品等120点。脳ボケの身には、いささかくたびれました。 




ベルヴェデーレ宮殿のクリムト≫【参考
10年ほど前にウイーンのベルヴェデーレ宮殿を訪ねクリムトの代表作「接吻」を見聞してきました。

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ベルヴェデーレの逸品「接吻」(部分)の案内パネル。

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宮殿のお庭とウイーン遠望。 今度はクリムトが傾倒したというベートーベン探しに行って見たいですね。

この記事へのコメント

konkon
2019年06月24日 13:25
静河さん、クリムト展乙です。
いい物を見ないと心が豊かになりません。少し遅かったかもしれませんが。TOYO文庫の招待券が手に入りました。次回持って行きます。
静河
2019年06月24日 23:39
クリムトおじさんはすごい人ですね。多彩な表現手法に多彩な女性遍歴、魅力的な人生ですよね。
東洋文庫に行ったら、六義園にもお寄り下さい。

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