スペイン旅 (8) アルハンブラ宮殿の栄華の跡

先般はギャラリー静河を臨時休業し、久々のヨーロッパ旅行で ☛ スペインに行ってきました

グラナダでは、前夜は ☛洞窟フラメンコを鑑賞し、翌日はイスラム芸術の最高傑作のアルハンブラ宮殿を訪ねました。

『アンダルシアの中心地グラナダは、スペイン最後のイスラム王朝のナスル王国が築かれた町とか。1492年にキリスト教徒にグラナダを奪回されるまでの約250年の間、このナスル王朝の政治、経済、文化の都として繁栄をきわめたそうです。』 (※旅行ガイドより)

そんなことで、イベリア半島の最後のイスラム王朝が栄えた都の名残を見聞してきた次第です。

城壁沿いの散策
グラナダのホテルはアルハンブラ宮殿の近くなので、朝の散歩がてら徒歩で宮殿に向かいました。

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               △宮殿の城壁

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               △大砲
入り口を入ると城壁の上には大砲が鎮座。イスラムとキリストの宗教戦争は激しかったのですかね・・?
15世紀の終わりは北条早雲など日本では下克上の時代ですよ。


サンタ・マリア・デ・ラ・アルハンブラ教会
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かつてのモスクだった場所に建てられたキリスト教会とのこと。


カルロス5世宮殿
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教会の隣にはカルロス5世宮殿が。アルハンブラ宮殿はイスラム建築なのですが、何故かこの宮殿はルネサンス様式とのこと。訳ありなのですよね・・。
外観は綺麗な正方形ですが、内部は円形で、中庭を沢山の列柱が取り囲んでいました。


ナスル朝の王宮
ナスル朝宮殿はアルハンブラ宮殿で一番の見どころで、入場時間が30分毎に決められており、予約時間から30分以内でなければ入場できないとのこと。
宮殿は「メスアール宮」、「コマレス宮」、「ライオン宮」の三つに分かれており、順番に見聞してきました。

メスアール宮
メスアール宮で最も重要なメスアールの間は、アルハンブラ宮殿に現存する建物の中で最も古く、政治や裁判が行われていた場所とのことです。

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『漆喰細工の模様は、偶像崇拝を禁止するイスラム教でよく用いられるアラベスク模様で、植物や幾何学模様、文字などの緻密な反復模様が施されている』 とのことです。

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壁は色とりどりのモザイクタイルで装飾されています。

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細かい模様の木組みの天井。

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馬蹄形アーチの窓の向こうにはアルバイシン地区の白い街並みが広がっていました。

②コマレス宮
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              △大広間、
宮殿の中で最も広い部屋で、大使の間と言い、各国の大使が王と謁見する際などに使われたようです。壁一面に漆喰細工が施されています。

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              △アラヤネスの中庭

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池が鏡面となり見事な映像を見せてくれました。
正面に見えているのは、高さ約50mのコマレスの塔とのこと。

③ ライオン宮
ナスル朝宮殿のハイライトはライオン宮とのこと。王の居住の場で、男子禁制のハーレム。大奥ですかね。

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              △ライオンの中庭
庭の中央には12頭のライオン像が水盤を支える噴水があります。「当時は水を噴き出すライオンの数で時間を表わした水時計」だったそうです。

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中庭に面した柱廊には、124本もの大理石柱が並ぶ柱の森があります。柱のアーチ部分には見事な漆喰細工が施されています。

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△アベンセラヘスの間の天井
星型の天井は、「ムカルナス」と言われる鐘乳石をイメージした装飾で覆われています。見事なものですよ。

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        △リンダラハの望楼(バルコニー)
二姉妹の間の奥にあるバルコニー。窓からは、中庭を望むことができます。
床から天井まで見事な装飾が、天井には色とりどりのステンドグラス。イスラムの見事な技巧に圧倒ですよ。


中庭と白い街並み
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           △リンダラハの中庭
渡り廊下の脇の中庭。幾何学模様に整備され、中央には噴水が設置され糸杉の木が植えられています。

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見晴らしの良い渡り廊下からは、アルバイシン地区の白い街並が眺めるられました。


寄木細工の工房
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メインのナスル朝宮殿の観光を終えたあとは、チョイ休憩を兼ねて寄木細工店でショッピング。


ヘネラリーフェ庭園
最後に、アルハンブラ城外の太陽の丘にあるヘネラリーフェ庭園の観光です。
ヘネラリーフェは「水の宮殿」とも呼ばれており、歴代の王達が休暇を過ごした夏の離宮とのこと。何でもシエラ・ネバダ山脈の雪解け水を利用しているとのこと。

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          △セカーノの散歩道
糸杉が美しく手入れされた並木道を通って庭園に向かいます。

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              △チノスの坂俯瞰
眼下に見えるのは子供達の社会見学ですかね。

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              △アルハンブラ城遠望
庭に着くと、先ほど見学したアルハンブラ城が遠くに見えました。右手はアルバイシン地区の白い街。

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              △アセキアの中庭

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             △みどりのトンネル
キョウチクトウのトンネルを抜けると正面出口です。


アルハンブラ宮殿は、敷地は広大で見どころがたっぷり。ガイドの案内で順路に従いスピードランニングで見聞してきた次第です。




不正チケット防止≫【参考
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△チェックゲート(添乗員とガイド)
何でもダフ屋の不正チケット防止で、要所々で抜き打ち的にチケットとパスポートの照合があります。22名の一団でしたが、3箇所のゲートで、添乗員さんを含め3名が当たりました。

グラナダ薀蓄≫【参考
グラナダを含めたスペイン南部は800年もの間イスラム王朝が治める地でした。コルドバなどの南部の都市は8世紀以降、長い間イスラム教徒の支配下にありました。いくつものイスラム王朝が生まれては、栄華を極めた果てに消えていきました。
それと同時に、キリスト教徒側も国土を取り返そうとする動き、いわゆる「レコンキスタ」」を行い、イスラム教徒側から少しずつ国土を取り返していきました。
この「レコンキスタ」が、1492年に完了した場所が、当時のイスラム王朝のイベリア半島の拠点だった、グラナダのアルハンブラ宮殿だったのです。 (※ネット情報)



川俣明ギターリサイタル≫【蛇足
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令和初めの25日(土)に、☛ 小学校の級友の川俣君のギターリサイタルが横浜市磯子区の区民文化センターで開催されます。
スペインの作曲家の作品や、スペインのギーターの名曲などが中心で、当然 「アルハンブラ宮殿の思い出」も演奏されますよ。
お近くの方や興味のある方は是非足をお運び下さい。


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