マツコも知らない 半世紀ぶりのこけし工人との再会

新宿の伊勢丹で個展を開催している伝統こけし工人の佐藤英太郎氏に、何と実に半世紀を経てお会いしてきました。

その前日にTVの「マツコも知らない世界」で、こけしの世界を放映しており、そこで佐藤英太郎氏の個展の紹介がありました。

突然、脳ボケの頭に半世紀まえの記憶が蘇り、学生の頃、東北の山奥のこけし集落を訪ね、若いこけし工人を撮影したことを思い出した次第です。

その集落は皆さん姓は佐藤さんでしたが、名前の英太郎と歳が80歳過ぎとのことで、もしかしたらその時の工人かもと・・。

そんなことで急遽、当時のネガを探し出しプリントして、伊勢丹に駆けつけた次第です。

こけし・木地人形展
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新宿伊勢丹の本館5階のセンターパークで、「佐藤英太郎 こけし・木地人形展 ~80年の軌跡~」が開催されていました。

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記憶は的中ですよ。会場におられた作家風の方に声をかけたら、まさに佐藤英太郎その人でした。


懐かしい写真
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御夫妻に半世紀前の写真を見ていただきました。

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このような写真は家にはないそうで、30代の頃を懐かしくご覧になっていました。


若き日の英太郎≫ ※ギャラリー静河のアーカイブスより
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ふらりと訪ねた若者を家にあげ、好きに写真を撮らせていただきました。

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この頃はまだ家に伝わる伝統こけしの絵を描いていたようです。

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あまりこけしの話をした記憶なく、ご本人も写真が趣味なので写真の話やら社会情勢の話など、難しい話をした記憶があります。
そんなことで昼食を御馳走になり数時間遊ばせていただき工房を後にしたところです。

爾来五十年、こんな奇跡が突然やってきた次第です。 


ツーショット
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半世紀ぶりの再会に記念写真です。
それにしても御達者なようで、頭脳明晰、頭の回転も速く、創作力もありで、何よりでした。


伝統こけしの作品
作品の撮影OKとのことで、何枚か撮らせていただきました。まずは祖父や父から引き継いだ伝統型のこけしです。

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              △直助型
祖父の直助が考案した杢目文様とのこと。

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木地人形の作品
いわゆ本人型なのですが、どうも伝統こけしの概念を超越してしまっているようで、名刺には伝統ここし工人のほかに「木地人形創始者」とありました。

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大胆な絵柄ですよね。垂れた黒髪がなんとも艶かしいですよね。

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セクシーな御仏たちですね。

そんなことで、半世紀前のチョイ小難しい30代のこけし工人が、数十年の時を経て、新たな境地を切り開き木地人形家に昇華した姿をみてきた次第です。

この記事へのコメント

konkon
2019年03月11日 11:59
静河さん、奇跡が起こりました。
そんな昔のことをよく覚えていました。静河アーカイブもOK牧場です。ブログ商店街大賞の最有力候補が生まれました。50年間何事もなく生きられた事とマツコさんに感謝です。
静河
2019年03月11日 23:09
宮城県・遠刈田系のこけしと英太郎という名が決めてでした。
工房に長居したことと、写真業界や社会運動など、こけし工人人しては結構小難しい話をしたので、印象が深かったと思いますよ。

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