消えゆく昭和レトロ ・ 富山シネマ食堂街

ひょんな事で、「富山に写真を撮りに来たなら是非行って御覧なさい」と、薦められたのが、富山シネマ食堂街でした。
 
北陸新幹線の建設を機に、富山駅周辺は急速に変貌してきています。  
駅前の一等地で、最後まで残っているのがこの食堂街。閉館した映画館をコアに、迷路のように路地が入り組み、居酒屋が軒を並べ、いかにも場末の飲み街といったところでした。

今年中には再開発で取り壊される運命にあるとのこと。
昭和レトロを今に残す最後の砦、おじさん達の夢の跡をご覧下さい。

≪富山シネマ食堂街≫ 

画像

食堂街のゾーンへの入り口は数箇所あり、このような派手な看板が掲げられています。正面突き当りが、映画館です。

画像

かつての映画ポスターの掲示板。映画館はすでに閉館しておりました。お決まりの成人映画で幕を閉じたようです。
「昭和がここにある!」が、富山駅前飲食店組合のコピーです。(※写真クリック)

画像

飲み屋街は戦後の闇市が発祥のようで、その一角に、なぜかお稲荷さんが。昔の信仰の痕跡でしようか?。

画像

迷路のような狭い路地に沿って、飲み屋が密集するデープな空間。 
昼から、まだ営業しているお店もありましたが、大半が店を畳んだようでした。

画像

駅前飯し屋から居酒屋に鞍替えしたようです。昔の記憶をそのまま残すところが心憎いですね。

画像

八尾の地酒「風の盆」、富山の地酒「立山」。旅の途中で飲む地酒は、さぞかし美味しいと思います。
  ※風の盆(純米酒)は八尾町にある福鶴酒造が有機栽培米コシヒカリ100%を原料に造ったお酒とのこと。

画像

飲み屋街につきものの、神聖な鳥居の印し。鳥居へ向って小便でもしようものなら、天罰が下ってしまうようですね。


シネマ食堂街は、再開発語は、商業施設や居住施設などの複合ビルが建設されるようです。
お決まりの近代的ビルのようで、何処の都市も似たり寄ったりになってきました。都市のアイデンティティーが消え去るのは寂しいことですね。

県庁所在地の超駅前に、昭和の文化財的な場末の飲み屋街が、今日まで存在していたのが奇跡です。
昭和レトロを記録にとどめたカメラマンは去るのみですね。  


<富山の薬売りの彫像>【参考】
画像

富山といえば薬売りで、行商販売で家庭の常備薬を広めた功績は大ですね。
おじさん達の世代では、子供の頃の薬売りの記憶があるのでは・・?  


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック